整備士の定年は何歳?退職金や再就職のポイントについて


整備士として働く上で定年のことを考えている方も多いと思います。


人によっては定年後でも整備士として働き続けるつもりの方もいらっしゃるかもしれない。


実際のところ整備士の定年は何歳なのでしょうか。




今回はそんな整備士の定年や、定年後に働き続ける際のポイントについてご紹介します。


整備士の定年とは?


実際のところ、整備士の仕事には定年は存在するのでしょうか。


カーディーラーなど規模の大きい自動車整備工場では他業種の多くの企業と同じように、60歳を定年として定めているところが多いです。


その一方で比較的規模の小さな整備工場になりますと、60歳以降でも継続して働いている方もいらっしゃいます。


ただ60歳までと言えども、その年齢まで継続して自動車整備士として勤務が可能とは限りません。


人によっては整備工場で培ったノウハウを活かして、他の職場で働く、営業など他の職種で働くといった選択肢をとる方もいらっしゃいます。


この他、独立して働く選択肢をとれば60歳以降でも継続して働けます。

整備士の退職金について

職場内で整備士として働ける年齢を過ぎて退職すると、会社から退職金が支給されます。


退職金と聞くと定年である60歳になった時に受けることができるお金というイメージを持たれるかもしれませんが、定年退職以外でも退職時に退職金が支給される場合もあります。


整備士としてどれくらい働いてきたかなどの条件で退職金がもらえるか否かが決まってきますので、勤務先の退職金制度について確認しておくといいでしょう。


これから転職される方で次の職場で働くまでにある程度期間がある場合は、退職金を受け取ってそれを生活費に充てることができます。


確定拠出年金について

ただし、確定拠出型年金に関しては、勤続年数が長くても年齢に達していなければ受け取ることができません。


会社によっては退職金として確定拠出型年金を利用しているところもありますので、確認しておきましょう。

整備士の退職金の金額

整備士がもらえる退職金は退職する理由によって異なります。


整備士として5年以上働いていた場合は、自己都合退職約35万円、会社都合退職で約52万円が支給されることが多いです。


15年以上の場合は自己都合退職で約173万円、会社都合退職で約220万円が支給されることが多いです。


上記はあくまでも目安であり、勤務先によって金額が上下します。


勤続年数が長ければ長いほど、支給される退職金の金額が増えていきます。


多くの職場では最低5年勤務すると退職金がもらえることが多いです。


5年という期間はスキルアップを図る上でも重要な期間ですので、退職金をもらっておきたいなら最低5年は勤務する必要があります。

整備士は定年後でも活躍できる?

自動車整備士の仕事は自動車という生活に欠かせない輸送機器を扱うことから、定年以降でも再就職できる可能性があります。


実際に60歳以降でも働いている整備士の方も少なくありません。

整備士の需要は多い

自動車はあらゆる仕事の現場になくてはならない輸送機器であり、プライベートでも多くの人が利用しています。


最近では自動運転などAIを導入した自動車の開発が進められており、今後も整備士の高い需要が見込まれています。


また全国的に整備士は人手不足の傾向があり、経験を問わず新しい働き手を求めている企業は多いです。


そのため、ある程度整備士としての勤務実績があれば、定年である60歳を過ぎてからでも整備工場で働くことができます。

60代でも応募できる求人がある

最近では60歳以降でも応募することができる求人が増えてきています。


上記の通り、全国的に人手不足の問題に直面している整備工場は多いです。


そのため、年齢に関係なく整備士としてのノウハウを持った人が欲しいと会社側は望んでいます。


もちろん、整備士の資格さえあれば定年後の再就職もしやすいですが、活躍の場をさらに広げたいのであればキャリアアップを目指しておくといいでしょう。


キャリアアップの方法としては、特殊整備士や自動車整備主任者などを目指すことをおすすめします。


これらの仕事は整備士の業務の中でも専門性が高く、定年後でも多くの整備工場で重宝されやすいです。


定年後でも整備士として働き続けられるように、コツコツとキャリアアップしていきましょう。

整備士が定年後でも働き続けるポイント

整備士が定年以降でも働き続けるにはいくつかのポイントがあります。


これらのポイントを抑えておけば安心して再就職することができます。

ワークライフバランスを重視する

60歳以降になりますと、今まで以上にワークライフバランスが重要になります。


時間的に余裕がある方であっても、50代以下の時と比べ体力が低下していることがあり、ガツガツと仕事をこなすことが難しくなってきます。


そのため、ワークライフバランスを重視し、ほどほどに働いて、ほどほどに休めるようにしておきましょう。


希望される会社の労働条件を確認し、自分の体力を相談しながら転職されるといいでしょう。


整備士の仕事は体力が資本なので、勤務日はある程度体力を消耗します。


休日にはゆっくりと体を休めて、勤務日に備えられるようにしておきましょう。

仕事ではなるべく無理をしない

仕事を長く続けていくには無理をしないことが肝心です。


60歳以上になると、今までのペースで働くことが難しくなってきます。


もし仕事中にキツイと感じた場合は、他の人に仕事を任せてもらうなどしてもらいましょう。

転職サイトを活用する

自動車整備士の転職で一番役に立つのが転職サイトです。


自動車整備士専門の転職サイトboonboonjobでは、非公開求人も数多く掲載されており、希望に合った求人を見つけやすいです。


自動車整備士専門の転職サイトboonboonjobでは、専任アドバイザーが在籍しており、転職をしっかりサポートしてくれます。


会社によって自動車整備士の求人に年齢制限があるかなど、細かい傾向を教えてくれます。


60歳以降であれば60歳以上限定の求人を紹介してもらえる場合もあります。


また整備士の転職サイトでは転職希望者に履歴書の添削や面接のアドバイスなど、さまざまなサポートをしてくれます。


転職活動というと一人で進めていくイメージがあって心細いという方もいらっしゃるかもしれませんが、転職サイトを活用すればきめ細かいサポートが受けられるので安心です。


面接対策については自分が受ける企業の面接の傾向やそれに合わせた対策をきちんと教えてくれることもあります。


実際に面接の練習をしてみると、自分では気がつかなかった改善点が見えてくることが多いです。


まとめ

カーディーラーなどの整備工場では、整備士の定年は60歳と定められている場合が多いです。


しかし、整備工場によっては60歳以降でも継続して働くことができ、60歳以降でも応募可能な求人もあります。


定年後に再就職したい場合は、転職サイトを活用して見つけてみることをおすすめします。



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