自動車電気装置整備士とは?仕事内容や資格取得方法について


自動車整備の仕事の一つに自動車電気装置整備士があります。自動車の電気装置の整備を担当する仕事であり、もちろん多くの整備工場で必要とされています。転職においても資格を活かすことができます。今回はそんな自動車電気装置整備士の仕事内容や、資格を取得する方法について解説していきます。

自動車電気装置整備士とは?

自動車電気装置整備士とは、電気自動車を動かすために必要となるさまざまな設備をチェックし、メンテナンスを行う仕事です。


一般の自動車整備士資格とは別に設けられた「特殊整備士」という区分に含まれていて、一般の自動車整備士では扱うことのできない装置を扱うことができます。


近年では電気自動車の需要が伸びてきていて、それに伴い自動車電気装置整備士を必要とする整備工場も増えてきています。


また電気自動車を構成する部品に関しても技術的に進歩してきていますので、高度な専門知識を持った自動車電気装置整備士はこれからもますます必要とされます。

自動車整備士と自動車電気装置整備士の違い

先ほど自動車整備士は電気自動車のメンテナンスができないことについて言及しましたが、1級および2級自動車整備士であれば簡単なメンテナンス程度であれば担当することができます。


しかし、分解や取り外しといった作業に関しては一般の整備士が行うことはできません。


そこで頼りになるのが自動車電気装置整備士です。


電子制御装置に関する知識を身につけていますので、こうした高度な作業を行うことができます。


ただし、自動車電気装置整備士資格のみを取得していても評価されることは稀です。


自動車電気装置整備士の資格を活かして働くためには、1級および2級自動車整備士を取得した上で目指すことをおすすめします。

自動車電気装置整備士の仕事内容

自動車電気装置整備士が日頃行っている仕事内容は以下の通りです。


主な仕事内容

自動車電気装置整備士の仕事内容には、以下のようなものがあります。


  • 自動車の電子制御装置の確認・メンテナンス
  • 自動車の冷暖房装置の確認・メンテナンス
  • バッテリーの確認・交換

電子制御装置と言っても多種多様です。


ハイブリッドシステムや駆動系モーターなど、制御システムを構成している装置は数多くあります。


今後自動運転技術が進歩すれば、こうした電子制御装置のメンテナンスも自動車電気装置整備士が担うことになります。

将来性

今後は二酸化炭素の排出削減や省エネ効率の観点から、電気自動車の需要は伸びていくことが予想されます。


それに従って電気自動車をメンテナンスする自動車電気装置整備士を必要とする工場も増えていくでしょう。


自動車整備士としてのキャリアアップを考える上で自動車電気装置整備士は有力な選択肢になります。

自動車電気装置整備士資格試験について

それでは自動車電気装置整備士資格を取得するためには何をすればいいのでしょうか?


ここでは受験資格や具体的な試験勉強の仕方などを解説していきます。

受験資格

自動車電気装置整備士資格を取得するにあたっては、まず以下の受験資格のいずれかを満たしていなければなりません。


  • 2年以上(場合によっては1年6ヶ月以上)自動車整備工場で実務を経験している
  • 整備士養成課程のある大学ないしは専門学校にて特殊整備課程を修了している

このように自動車電気装置整備士を受験するには最低限の学歴、もしくは職歴がある必要があります。


大学・専門学校の特殊整備課程を修了している場合は、実務経験がなくても受験することが可能です。

合格率

電気自動車に関わる装置や部品を扱うことから難しい感じるかもしれませんが、実際のところ試験自体の難易度はそれほど高くありません。


全国自動車電装品整備商工組合連合会の統計では、令和3年度第2回の試験では66%となっています。


ただし、年度ごとに難易度が変動しやすいと言われていて、試験合格率が上記の下回る場合もあります。


難易度の高い試験というわけではありませんが、きちんと対策をしない限り合格することができません。


自動車電気装置整備士を目指すのであればしっかり学習しておく必要があります。

試験の勉強方法

どの資格試験にも言えることですが、試験勉強の基本はとにかく過去問を解くことです。


技能検定試験の過去問題(学科および実技)は、国土交通省のサイトで近年出題された問題が公開されています。


解答も掲載されていますので、過去問を繰り返し解くようにしましょう。


過去問を解くメリットには知識の定着はもちろんのこと、試験慣れもあります。


試験本番の予行練習を繰り返し行うことにより、試験本番でも慌てずに問題が解けるようになります。

普段の仕事との両立は難しいかもしれませんが、勤務時間後や休日など空いている時間帯を活用して学習しておきましょう。

講習について

自動車電気装置整備士には、技術習得のための講習会が予定されています。


この講習を受講しておくと実技試験が免除になる特典が得られますので、学科試験と合わせて必ず受けるようにしましょう。


毎年10月から3月にかけて各都道府県の全国自動車電装品整備商工組合および自動車整備振興会が実施しています。


自動車電気装置整備士資格を活かすなら転職サイトがおすすめ!


自動車電気装置整備士の資格を活かしたい時に役に立つのが転職サイトです。


中でも特におすすめしたいのが整備士専門の転職サイトです。


整備士の転職サイトでは転職希望者に履歴書の添削や面接のアドバイスなど、さまざまなサポートをしてくれます。



これから整備士として転職する際には履歴書を作成したり、面接対策をしたりとやることがたくさんあります。


転職活動というと一人で進めていくイメージがあって心細いという方もいらっしゃるかもしれませんが、転職サイトを活用すればきめ細かいサポートが受けられるので安心です。


面接対策については自分が受ける企業の面接の傾向やそれに合わせた対策をきちんと教えてくれることもあります。


実際に面接の練習をしてみると、自分では気がつかなかった改善点が見えてくることが多いです。


また整備士専門の転職サイトには掲載されている求人数が多いという強みもあります。


一般的な転職サイトですと整備士の求人を探してみても、思ったほど求人数が出てこないことがあります。


整備士の転職に特化した転職サイトであれば、整備士関連の豊富な求人数が掲載されていて、自分が希望する求人を見つけやすいです。


サイトによっては一般的な求人サイトでは掲載されていない非公開求人も紹介してくれます。


こうした非公開求人の場合は給料や福利厚生などの条件が公開求人と比べていい場合が多いので、整備士の転職サイトを利用する際は確認しておきましょう。

まとめ

近年の電気自動車の普及とともに、それをメンテナンスする自動車電気装置整備士の需要は高まってきています。


自動車電気装置整備士のみを活かして活躍することは難しいので、自動車整備士のキャリアパスとして目指すことが望ましいです。


なお自動車電気装置整備士の転職にはBoonBoonJobがおすすめです。


整備士に特化した転職サイトで、希望する求人がきっと見つかります。

 

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