特殊整備士とは?業務内容や受験資格について


自動車整備工場に欠かせない存在として特殊整備士がいます。


特殊整備士は、「特定の分野」において専門的な知識や技術を駆使して働く仕事です。


今回はそんな特殊整備士の仕事内容や資格を取得する方法について解説していきます。

特殊整備士とは?

特殊整備士の仕事の特徴は次の通りです。

特殊整備士の仕事内容

特殊整備士とは、自動車が問題なく走行できるようにするために、自動車の特定の部分を点検する仕事です。


特殊整備士が活躍している領域は自動車整備工場にとどまらず、タイヤ販売店・板金塗装業・電装部品修理工場といった場所も含みます。


そのため、自動車整備士でも特殊整備士の資格を取得していると、転職の際に選べる求人の選択肢が広がります。

自動車整備士との違い

自動車の不具合を直すという意味では自動車整備士と特殊整備士とは似ているものの、この2つの資格は担当する仕事の範囲が異なります。


自動車整備士が担当するのは、総合的な整備になります。


一方で特殊整備士は自動車の中でも特定の部分のみを担当します。


ちなみに特殊整備士の資格があるだけでは自動車整備士の仕事をすることができません。


すでに自動車整備士の資格を取得している人が、よりステップアップするために特殊整備士の資格取得を目指すことになります。

特殊整備士の資格の種類とは?


特殊整備士の資格の種類は次の4つです。

自動車電気装置整備士

自動車電気装置整備士は、自動車にある電気系の部品・装備や、電子制御で稼働する部分を整備したり、点検したりするときになくてはならない存在です。


確かに2級自動車整備士の有資格者でも電気系統の整備・点検を担当しています。


しかし最近ではハイブリッド自動車や電気自動車が多く登場していることや、ガソリンエンジン車であってもコンピュータ制御が必要となることから、自動車の電気系統が複雑になっています。


そうしたことから、自動車を整備するにあたっては、電気系統に特化したスキルを有しているプロフェッショナルが必要とされています。


そのために、自動車電気装置整備士が整備工場において必要不可欠な存在となっています。


ハイブリッド車や電気自動車の市場は拡大してきており、自動車電気装置整備士の需要も高まっています。

自動車車体整備士

自動車車体整備士は、自動車のフレーム(骨組み)やボディ(外板)部分といった部分の整備に特化した資格です。


そうしたことから、自動車整備の現場では、おもに鈑金塗装の業務の際に重宝されています。



自動車整備業務のなかでも、鈑金塗装については必ずしも資格が必要というわけではありません。


実際に鈑金塗装業では自動車整備士資格を持たない人もいます。


しかし、自動車車体整備士の資格を保有していると、鈑金塗装の業務に関するスキルや経験を証明するのに役立ちます。


鈑金塗装の部門でキャリアアップを考えているのであれば、自動車車体整備士資格を取得しておくといいでしょう。

自動車タイヤ整備士

自動車タイヤ整備士はタイヤ交換作業はもちろんのこと、タイヤの異常摩耗の点検、原因の解明、タイヤの許容荷重の計算といった業務を担当します。


また接客の際にはお客様の要望に応じて最適なタイヤ選びをサポートします。


自動車のタイヤは似たように見えて実際はタイヤごとに大きな違いがあります。


同じメーカーの製品であっても、タイヤのグレードによって自動車の乗り心地がだいぶ違います。


お客様の自動車の使用状況や予算のご都合などを聞いてみて、どのようなタイヤを選べばいいのかアドバイスをすることも大切な業務になります。


ただそんなタイヤのスペシャリストである自動車タイヤ整備士ですが、タイヤ交換作業に専門資格が必須ではないことや、自動車整備士資格でタイヤの基礎知識が身に付けられることもあり、平成12年以降は試験が実施されていません。

特殊整備士の受験資格

特殊整備士の資格試験を受験するためには、受験資格を満たしていないといけません。

受験資格

特殊整備士の受験資格は以下の通りです。


  • 特殊整備士の養成校を卒業している
  • 自動車整備系の学校を卒業してから、整備工場での実務経験が1年以上ある
  • 整備工場での実務経験が2年以上あ

以上のいずれかを満たしていると特殊整備士の資格試験を受験できます。


特殊整備士の養成校にてスキルを学んだり、自動車整備の専門学校を卒業してから整備工場でスキルを磨いたりするのが一般的です。


自動車整備の専門学校に通わなくても、自動車整備工場に転職して実務経験を積みながら特殊整備士にキャリアチェンジすることも可能です。

特殊整備士の試験内容と合格率

特殊整備士の試験において出題される内容は基礎的な知識がほとんどです。


そのため、基本的なことを知っていれば解ける問題がほとんどであり、合格難易度はそこまで高くありません。


例年60〜80%と半数以上が合格しているため、しっかり仕事など知識を学んでいけば、安心して問題に解答できます。

特殊整備士の資格を取得するメリット

特殊整備士は、整備をするときに必ず持っていなければならない資格ではありません。


そのため、特殊整備士の資格だけ取得していても、転職や仕事をする際に資格のメリットを活かすことができません。


すでに自動車整備士2級や3級を取得している方が、さらなるキャリアアップのために特殊整備士の資格を取得していると、転職活動で高く評価され、今まで以上に給料の高い転職先から内定がもらえるようになります。


整備工場において一定の人数の特殊整備士が在籍している場合は、その整備工場は運輸局が実施する審査に合格しなければなりません。


その審査に合格している整備工場は国から「優良自動車整備事業者」という認定が与えられます。


特殊整備士の資格を持っていると、この認定を受けた事業者への転職がしやすくなります。


特殊整備士を取得すれば自分の専門性をアピールしやすくなり、就職活動をさらに有利に進めることができます。

特殊整備士の資格を活かすなら転職活動を

特殊整備士の資格を活かしてさらに自分のスキルや給料をアップさせたい時は、転職活動を検討してみるといいでしょう。


整備士の転職で最も役に立つのが転職サイトです。


中でも特におすすめしたいのが整備士の専門の転職サイトです。


自動車整備士専門の転職サイトBoonBoonJobでは、非公開求人も数多く掲載されていますので、特殊整備士を募集している求人を見つけやすいです。


さらにBoonBoonJobでは応募に必要な履歴書・職務経歴書の添削や面接対策もしっかりと行ってくれます。


BoonBoonJobでは会社ごとの面接の傾向を詳しく教えてくれますので、面接対策をしっかりと行うことができます。


また内定してそれで終わりではなく、内定者の立場では言いにくい労働条件の交渉も転職サイトが代行してくれます。


まとめ

特殊整備士とは、自動車整備士からさらにキャリアアップする際におすすめの資格です。


担当できる職務の範囲が広がり、高待遇での転職も可能になります。


特殊整備士の資格を活かして転職される際は、BoonBoonJobで希望に合った求人を見つけてみるといいでしょう。

 

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